賃貸住宅の居住者、オーナー、不動産会社で物件に対する認識にズレがあることが、アットーホームとオーナーズ・スタイルが共同で実施したアンケート調査でわかった。
築年数では、「築10年」でも古いと思う割合が、居住者で31.5%いるのに対して、オーナーでは9.3%、不動産会社で12.4%と認識に大きなズレがある。
居住者が、なくて不便と思う設備として挙げたのは、1位が「バストイレ別」(67.4%)、2位「収納スペース(幅180cm程度)」(61.6%)、3位「追い焚きできるバス」(58.8%)、4位「エアコン」、5位「室内洗濯置場」。
これに対して、不動産会社が広告で強調したい設備は、1位「バス・トイレ別」(75.4%)、2位「室内洗濯置場」(71.8%)、3位「エアコン」(69.2%)と的を得た対策をとっていることがわかる。
一方で、オーナーが空き室対策として設置したいと思っている設備は1位「ピッキングされにくいカギ」(41.9%)、2位「地上波デジタル対応」(28.7%)、3位「温水洗浄便座」(28.1%)といずれも居住者のニーズの低いものに集中していた。
調査は1都3県で実施したもの。
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