千葉県我孫子市にある藤和工務店では、3月11日の地震により建築途中の現場で液状化現象が発生。その後早期復旧を始め、施工は順調に進んでいる。
建物は地盤沈下により最大で6センチ傾斜が見られた。だが基礎部はかぶり厚さ・鉄筋径・配筋ピッチ、軸組金物の接合部も公庫仕様よりも強化してあったため、上部建物には全く損傷がなかったという。
13日には引き渡し予定の施主に対して現状報告と補修計画について説明を行い、15日から補修工事を開始した。
補修には、基礎下面を掘削して支持地盤に到達するまで支持杭を埋め込む工法を採用。早ければ3週間程度で補修が完了する予定。
同敷地は着工前に地盤調査を行っていたが、「地盤補強は不要」と判定されていたという。
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