三協立山(富山県高岡市)・三協アルミ社が販売する面格子の出荷数が前年同期比で約3倍、シャッター関連商品は約1.5倍と急増している。同社では、闇バイトによる強盗事件の増加を背景に、戸建て住宅の防犯意識が高まっているとみている。
同社は、侵入に5分以上かかる防犯性の高い防犯建物部品を販売。「自己防衛」という視点から窓の防犯対策だけでなく、侵入経路や手口をふまえたトータルな防犯プランを提案しており、安全・安心な住まいづくりに取り組んでいる。
警視庁ホームページ(住まいる防犯110番)では侵入犯罪への対策を呼びかけており、それによると、戸建て住宅への侵入口は、約6割が「窓からの侵入」で、「無締り」「ガラス破り」が侵入手口の約4割を占める。窓の防犯対策が重要となるなか、「ガラス破り」への有効な対策として、防犯ガラス、面格子、シャッターの取り付けなどを紹介。また、防犯意識が高い家だと思わせるため、高くて見通しの良いデザインのフェンスや門扉を選び、死角のない外構プランとすることも有効だとしている。
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