国土交通省が12月27日に公表した11月の新設住宅着工戸数は6万5037戸(前年同月比1.8%減)で、7カ月連続の減少となった。持家は11月に引き続き増加したが貸家、分譲住宅は減少し、全体の減少傾向は続いている。季節調整済み年率換算値は77万5000戸(前月比0.5%)で、2カ月連続で減少した。
利用関係別では、持家が1万9768戸(前年同月比11.1%増)で2カ月連続の増加。2ケタの増加にはなったが、このまま増加傾向に転じるかどうかは不透明で、先行きは注視する必要がある。
貸家は2カ月連続で減少し、2万6717戸(同5.5%減)となった。分譲住宅は、マンション(同2.9%増)が4カ月ぶりに増加したものの、一戸建て(同14.5%減)がマインド低下によって販売が弱含みしたため25カ月連続減となり、全体では1万8146戸(同7.3%減)で7カ月連続の減少だった。
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