「FPウレタン断熱パネル」のFPコーポレーション(札幌市)はこのほど、「付加断熱なし・断熱材厚み105mmで断熱等級7」をテーマとした製品開発に取り組み、達成したと公表した。
一般的な柱間に納まる厚さ105mmの断熱材で1~7地域の断熱等級6・7をクリアすることを目指して「FPコンセプトパネル」を開発。
断熱素材の変更や混合などの検討を進め、複合素材による断熱構成とし、105mmの厚さと施工性を保持したまま充填断熱材の断熱性能の向上を図った。開発を進める上で障害となった熱橋については、熱橋面積比に着目し、構法における差分を補填する方法を選択したとする。
今回開発したFPコンセプトパネルを使用した場合のUA値を試算したところ、等級7を目指す仕様案では1-3地域0.20、4地域0.23、5-7地域0.26、等級6を目指す仕様案では1-3地域0.28、4地域0.33、5-7地域0.36となった。
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