ジャパンホームシールド(東京都墨田区)はこのほど、全国の住宅・建設事業者200人を対象に実施した「シロアリ対策(防蟻処理)に関する調査2024」の結果を発表した。シロアリ対策として木部への薬剤処理を「行っている」のは88%に達し、そのうち半数が別対策を併用していた。主流の薬剤処理に別対策を組み合わせることで、安全性を高めているとみられる。なお、併用で行っている対策の約半数が「土壌処理」だった。
「防蟻保証期間」で最も多いのは「5年」(49.5%)で、「10年」(37.5%)、「20年」(3.5%)と続く。保証終了後、シロアリ対策の再施工について「案内している」のは65.5%、「案内していない」は32%だった。過去、実際にシロアリ被害を経験しているのは17.5%だった。
「課題点や改善したい点(自由回答)」を聞いたところ、最も多かったのは「保証期間」(29.0%)で、「施工方法」(21.5%)が続く。事業者からは、「長期保証にしたい」「更新に手間がかかる」「対策の効果や持続性が不安」といった声が多く寄せられた。
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