大日本印刷(DNP、東京都新宿区)とHOMMA Group(HOMMA、東京都中央区)はこのほど、国内外での次世代スマートホーム関連事業の拡大と新たな事業創出を目指して協業を開始すると発表した。
建装材の事業に加え、各種電子機器と建装材とを一体化させた製品・サービスの開発に取り組むDNPと、次世代のスマートホームを提案するHOMMAは、DNPのソリューションをHOMMAのスマートホームシステムと組み合わせた、未来のライフスタイルを感じることができるショールームを12月、都内にオープン。
ショールームは、設計段階からスマートホームシステムを組み込むため、アプリやスマートスピーカーを操作しなくても、照明や空調が最適化されている。サーカディアンリズム(24時間周期)に合わせて照度・色温度を自動調整するスマート照明や、壁面と一体化したスピーカー「DNPサウンドパネル」、壁面の一部がディスプレイになる「次世代加飾パネル」を採用し、機器を感じさせない空間となっている。
両社は、同ショールームを起点に、国内外のマンションやサービス付き高齢者住宅などの住宅市場、ホテルなどの非住宅市場に、空間の価値を高める提案を共同で実施。両社のシステムおよび関連商材を、2025年中に1000戸へ導入するとしている。また、HOMMAスマートホームシステムと連動する建装材の開発や、空間内の行動データを活用した新サービスの開発も進めていく。
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