LIXIL(東京都品川区)は12月、廃プラスチックに廃木材を融合させた循環型素材「レビア」の量産化を三重県津市の久居工場で開始する。
再資源化が困難とされ、焼却や埋め立てによって処理せざるを得なかった複合プラスチックをはじめとするほぼすべての種類の廃プラスチックと、廃木材を組み合わせて生成。
従来は焼却・熱回収されていた資源を再利用する技術により、レビア1tあたり約80%のCO₂排出量の削減につながるとする。
2023年1月には製品第1弾として舗装材「レビアペイブ」を発売。オフィスや商業・教育施設などで採用されている。
今回レビアの量産体制を始める久居工場は、長年サッシ生産を担ってきたことから、高度な樹脂押出技術をもつ。また、廃プラスチック量が関東圏に続いて2番目に多い中部圏に位置することから、廃プラスチックの調達にも適しているという。
この工場に廃プラスチックを微粉砕する工程と、押出成形の工程を行う生産設備を導入したことで、安定品質と量産化、新商品開発のスピードアップを図る。
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