国土交通省など3省が連携して行う「住宅省エネ2024キャンペーン」の「給湯省エネ2024事業」で12月19日、ワンストップ申請を利用した交付申請の受付を終了した。予算に対する補助金申請額の割合が95%に達したことによるもの。一方、「子育てエコホーム支援事業」のワンストップ申請は、リフォームの補助金申請額が97%に達した日に終了する予定となっている。
ワンストップ申請の受付終了後も、各事業で予算上限(100%)に達するまで、あるいは12月31日までは各専用ポータルから個別に交付申請が行える。
12月23日午前0時時点の予算に対する補助金申請額の割合は、「子育てエコホーム支援事業」の新築が88%、リフォームが91%、「先進的窓リノベ2024事業」が66%、「給湯省エネ2024事業」が95%、「賃貸集合給湯省エネ2024事業」が5%となっている。
ワンストップ申請は、複数事業で対象となるリフォーム工事を行った場合に、補助額が最も高い事業に対象製品を振り分けて、一括して交付申請が行える機能。補助額の要件や必須工事の要件が緩和される優遇措置も設けられている。
事業者登録は26日受付終了
また12月26日17時には、2024年事業の事業者登録が終了となる。各事業の交付申請時には事業者登録が必須となるため、年内に交付申請を予定している事業者は速やかに登録を行う必要がある。
さらに交付申請期間の終了間際には、事業サイトへのアクセスが集中し、通信が不安定になる可能性があるほか、必要書類の不足や添付書類の誤りが著しい場合には受付が却下されることもあるため、事務局では時間に余裕を持って申請するよう求めている。
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