建設技能人材機構(JAC)は12月16日、外国人材向けの新たな支援サービスとして、特定技能外国人が母国語で受けられる無料の技能講習の募集を開始した。言語は現在、ベトナム語・インドネシア語の2カ国語のみに対応している。
JACではこれまでに、「新規入職者安全衛生教育」「フルハーネス型安全帯使用作業特別教育」「足場組立の特別教育」などの安全衛生教育や日本語教室を、無料のオンライン講習(最大5カ国語)で提供。今回、需要の高い運転技能系の科目を新たに追加した。
対象は、建設工事を営む企業に就業する在留資格「特定技能1号」の外国人、および「特定技能1号」の外国人と同一企業に就業し、「特定技能1号」に移行する意向のある技能実習生。
講習種目は、①車両系建設機械運転技能講習(整地・運搬・積込・掘削)、②玉掛け技能講習、③小型移動式クレーン運転技能講習、④フォークリフト運転技能講習、⑤高所作業車運転技能講習―の5科目。各回の定員は10人で先着順に受け付ける。
申込先は「JAC技能講習」募集ページまで。仮登録後に受講資格の審査を行い、結果をメールで通知する。仮申込時に、▽建設特定技能受入計画認定番号(8桁の英数文字)▽日本人担当者の情報▽受講する外国人の英語名、生年月日―が必要となる。
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