「2025年ショック」とは、2025年4月に同時に施行される4号特例の縮小と省エネ基準適合義務化が工務店と住宅業界に与える影響の大きさを表す筆者の造語だ。本章ではこの「2025年ショック」=2つの法改正のポイントを国土交通省の資料も引用しながら整理するとともに、工務店が考えるべきこと・やるべきことを解説する。
文:三浦祐成・新建ハウジング発行人
工務店の2025年ショック対策ノート 工務店の「2025年ショック」対策
ここではまとめとして、工務店の「2025年ショック」対策&追い風にする方法を考える
法改正を追い風に
上図に工務店の「2025年ショック」対策をまとめた。
①は国交省の動画・資料・マニュアルは最低限抑えておく。
②の「前定義」とはコンセプト、標準・商品、価格、売り方、つくり方、マニュアル・チェックシートなどを前もって定め、明確化・ルール化・徹底すること。なかでも性能・仕様・設計を標準化することで法適合対応が容易になり、自社の看板メニュー化・スタイル構築につながる。
③と④は本章で何度も触れてきたこと。CAD+専用ソフトによる設計+構造・省エネ計算による高性能化はマストで、シミュレーションによるパッシブデザインにも取り組みたい。
内製化が難しい場合は・・・・・
続きは「住宅産業大予測2025」P.60〜でお読みいただけます。
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