工務店が知っておくべき2025年に住宅業界で起きる変化を整理した。解説する変化は以下の通り。この記事では、『12住宅施策(環境省・経産省)』について解説する。
文:三浦祐成・新建ハウジング発行人
住宅業界の変化2025 12 住宅施策(環境省・経産省)
Q 省エネキャンペーンは継続?
A 25年は継続する
国交省・経産省・環境省の3省合同の「住宅省エネキャンペーン」。2023・2024と実施されたが、2025年も継続が決まり、2024年度補正予算に計上された[囲み]。
目玉は国交省と環境省の合同事業「子育てグリーン住宅支援事業」(「子育てエコホーム支援事業」の後継)に新たに盛り込まれた「GX志向型住宅」への160万円/戸の補助。GX=グリーントランフォーメーション。岸田政権時からの肝いり施策で、石破総理も継続を表明している。対象はすべての世帯。要件は断熱等級6以上は必須、さらに一次エネルギー消費量の削減率35%以上&再エネを含む一次エネルギー消費量の削減率100%以上=経産省の定義に基づくZEHが求められる。寒冷地ではNearly ZEH(一次エネ削減率75%以上)、都市部狭小地では再エネ未導入のZEH Orientedも可。工務店も活用すべきだが、性能を上げてきたハウスメーカーが使いやすい補助ともいえる。
また、子育て世帯等の長期優良住宅の新築に・・・・・
続きは「住宅産業大予測2025」P.38〜でお読みいただけます。
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