リビエラ(静岡市)は、タイルの窯元・職人の技術を伝承・育成するため、国産タイルブランド「AMANE」を立ち上げた。2025年2月上旬の発売を予定する。
デザイン監修はタイル職人の白石普氏(Euclid代表、東京都府中市)、制作は日本のタイル産地である岐阜・愛知の窯元メーカー(ケラモスアート、虔山、山周セラミック、ダイワセラミックス)の4社。
新ブランド「AMANE」では”幾何学のある世界”をベースにハンドクラフトを前面に押し出し、タイルの焼物感、釉薬の奥行き、複雑な形状を表現する。
「HEMIOLA(ヘミオラ)」
制作:ケラモスアート(岐阜県土岐市)
粘土を板状に伸ばして手切りで成形。1枚ずつ角度を変えてランダムに手拭きをすることで、同じものがない偶然のグラデーションを生む。3色。
サイズ:220×220×10mm
価格:15万円/平米(税別)、4710円/枚
「YODEL(ヨーデル)」
制作:虔山(岐阜県土岐市)、山周セラミック(岐阜県多治見市)
白く丸い湿式タイルは虔山、三角パーツの乾式タイルは山周セラミックが担当した。白石氏自らタイルの向きと色の配置を決めてユニット化しており、誰が張っても高いクオリティを確保できる。1色。
サイズ:295×227×7〜15mm
価格:14万5000円/平米(税別)、9700円/枚
「METRONOME(メトロノーム)」
制作:ダイワセラミックス(愛知県瀬戸市)
押出し成形によるほどよい歪みとレンガタイルらしい質感に、泥をこすりつけたような表情を加えて焼き上げた。約1230〜1250°Cの高温焼成により、固く力強いタイルとなる。7色。
サイズ:125×30×10mm
価格:4万3000/平米〜(税別)159〜800円/枚
「CAPRICCI(カプリッチ)
制作:虔山(岐阜県土岐市)
金型から取り出した粘土を、ピアノ線を使い手作業で1枚ずつ切断。力加減や動かし方、角度はすべて職人の感覚に委ねられる。同じ125mm角の「メトロノーム」シリーズと組み合わせが可能。3色。
サイズ:125×125×11〜15mm
価格:5万7000/平米(税別)889円/枚
「OPERETTA(オペレッタ)」
制作:山周セラミック(岐阜県多治見市)
ザラついた土の風合いと色ムラをあえて残してランダムに張る。釉薬でカラフルに彩色したピースがアクセント。6色。
サイズ:298×300×5mm
価格:1万7000〜2万5000/平米(税別)1519〜2235円/枚
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