国土交通省が12月17日に公表した建設総合統計(2024年10月分)によると、10月の出来高総計は5兆3592億円となり前年同月比で3.1%の増加。このうち民間の出来高総計は3兆684億円で同2.9%の増加となった。
民間の出来高総計の内訳は、建築が2兆4486億円で同1.7%増加。土木は6198億円で同7.9%増加した。建築のうち居住用は1兆4586億円(同0.7%増)、非居住用は9900億円(同3.1%増)だった。一方、前月比では居住用が2.2%増、非居住用は1.5%増となっている。
公共の出来高総計は2兆2909億円で前年同月比3.4%の増加。内訳は建築が5415億円(同11.4%増)、土木が1兆7494 億円(同1.2%増)。建築のうち居住用は597億円(同0.7%減)、非居住用は4818億円(同13.1%増)だった。
「建設総合統計」は、国内の建設活動を出来高ベースで把握することを目的としたもの。「建築着工統計調査」と「建設工事受注動態統計調査」から得られる工事費額を着工ベースの金額としてとらえ、月ごとの工事出来高として推計している。
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