旭化成ホームズ(東京都千代田区)は12月17日、断熱等級7の高断熱低層木造住宅ブランド「Asu-haus(アスハウス)」に、2種類の切妻屋根のプランをラインアップし、発売した。販売エリアは、東京都城南・城西地区、都下の一部。
切妻屋根を採用した総2階の「Kタイプ」と葺きおろしデザインの「Fタイプ」で、いずれも第1種低層住居専用地域を想定。「Kタイプ」は、100㎡程度の敷地で30~40代2~4人家族向けのコンパクトな総2階26坪。「Fタイプ」は、少しゆとりのある120㎡程度の敷地で50~60代2人家族向けの葺きおろし28坪。坪単価は135万円~。
独自の断熱構造を設定した「ASU-断熱工法」で断熱等級7(UA値0.26W/㎡K以下)の温熱性能を標準とし、家庭用エアコン1台と全熱交換型の常時換気システムで、1年中温度ムラの少ない温湿度環境を実現。夏は14畳用、冬は6畳用のエアコンで全部屋空調するため、メンテナンスが容易で光熱費の抑制効果も期待できる。
優れた温熱性能を生かし、土間スペースをリビングや在宅ワーク、室内ガーデニングなど多用途に利用できる内部空間として提案。2階ホールは、廊下だけでなく書斎や遊び場としても利用できる。窓まわりは無垢の四方枠、床材の基材に国産ヒノキ合板と国産材単板を組み合わせたハイブリッド合板、表面化粧材には国産材6樹種を採用した。
許容応力度計算による構造計算で、全邸耐震等級3、耐風等級2と地震だけでなく、近年増加する風害も想定したレジリエンス性を持ち、また、太陽光発電・蓄電地を標準採用することで、さらなる省エネと光熱費削減を可能にした。
同社は、都市近郊から郊外の低層住宅地での新しいライフスタイルを提案する木造低層戸建住宅ブランドとして、5月に「Asu-haus」を発表。今回、顧客からの相談が多かった100~125㎡程度の敷地に対応する2タイプを追加、ラインアップを拡充した。
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