「楓工務店」ブランドで住宅事業を手がけるアイニコグループ(奈良県奈良市)は、自社のノウハウを生かした住宅・不動産業向け業務管理SaaS「BOXJOB(ボックスジョブ)」を開発し、12月9日からサービスの提供を開始した。案件を段階ごとに“ボックス”で管理する情報整理機能、ダッシュボードによる全案件の一元管理機能を備え、多岐に渡る工程や頻繁な修正、複数部門の連携など業界特有の課題に対応。2025年9月までに導入100社を目指す。
ボックスジョブでは、家づくりや不動産売買の工程をチェックボックスで可視化し、チーム全体で進捗を共有することで、業務確認や管理作業を効率化する。案件はボックス(段階)ごとに分割し、それぞれに担当者と承認者、期日を設定することで進捗状況を明確にする。
例えば、担当者(部下)の業務の進捗状況を可視化することで、承認者(上司)によるリアルタイムの管理が可能になる。期日までに案件が進んでいない場合は期日超過のアラート
が鳴り、抜けや漏れを防ぐ。営業から設計やインテリアコーディネーター、現場監督に業務を引き継ぐ際や、図面変更や契約内容の調整が発生する場合などでも、リアルタイムで進捗業況を更新し管理することができる。
進捗状況はダッシュボードで一元管理する。進捗状況はプロジェクト数、期限までのタスク、チェックシート、差し戻し、承認待ちなど。視覚的にわかりやすいアイコンで表示することで、優先順位を明確化。複数の案件が重なる場合でも一目で把握できる。期日超過の案件は「デビエーション」という形で、次のボックスに引き継ぎ、タスク漏れを確実に防ぐ。
※続きは12月20日に発行する新建ハウジングタブロイド判(12月20日号)に掲載します。お楽しみに。発行後、定期購読者は紙面ビューアーでもお読みいただけます。ぜひご利用ください。
■関連記事
アイデアをカタチに 工務店に役立つシステム開発が仕事のやりがい
楓工務店、「アイニコグループ」へ社名変更 多角化経営を加速
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。