アドブレイン・塚本浩史さんがブランディングを手がけた工務店の実例をもとに、ブランディングのポイントを解説します。最終回となる今回は、SNSを中心に2024年を総括するとともに、25年、小さな工務店がやるべきブランディングを解説します。
早いもので、2024年も残りわずかとなりました。2025年は、4号特例の廃止や省エネ基準適合義務化はもちろん、国民の5人に1人が後期高齢者(75歳以上)という超高齢化社会に突入することになり、さまざまな社会的課題が深刻化します。建築業界もその影響を大きく受けることは間違いなく、今まで通りの「やり方」をのほほんと続けていたら、企業として存続が難しい状況に陥ってしまいます。
なんの特長もない工務店ならいざ知らず、YouTubeでバズって行列ができていた工務店ですらすっかり行列がなくなったりしている今、どう受注を立てていくか、そのためにどのような体制にしていくか、2025年は真剣に考え、実行に移す1年にしないといけません。
問い合わせが減った原因は、2つある
「問い合わせが激減したから、なにか策を打たないと…」そうお考えの方も多いと思いますが、なにが原因で集客が落ちたかを考えないと、無駄にコストと時間をかけることになりかねません。問い合わせが減った要因には、大きく2つあると思います。
人は、「リコメンド」されて動く時代に
まずひとつは、今の消費者行動と(集客に使っている)SNSの変化を理解していないことが挙げられます。
「Instagramからの問い合わせがなくなった」という方は、いまだにフィードに写真しかあげておらず、リール(ショート動画)を活用していないことが多いです。しかし・・・
この記事は新建ハウジング12月20日号8面(2024年12月20日発行)に掲載しています。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。