九州地方を中心に注文住宅やブランドコラボ住宅を展開するLib Work(熊本県山鹿市)はこのほど、帝人(大阪府大阪市)と木造住宅の展開に向けた戦略的パートナーシップを締結した。帝人が高機能繊維強化集成材・LIVELY WOOD(ライブリーウッド)を使用した住宅を「LIVELY VILLA(ライブリーヴィラ)」のブランド名で企画、設計し、Lib Workが販売。の第一弾として、大空間や広い軒下空間が特徴の「LIVELY VILLA Noki(ライブリーヴィラ ノキ)」を展開していく。
ライブリーウッドは、国産材を炭素繊維で強化し、2倍以上の強度を持たせた集成材。ライブリーヴィラ ノキでは、垂木にライブリーウッドを使用して軒の出を3m確保することで、室内と屋外を緩やかにつなぐ空間を創出する。また大スパンで壁の少ない空間により、開口部からの良好な眺望やライフスタイル・価値観に合わせた可変性も備える。帝人の西川敏彦・コーポレート新事業本部アライアンスマネジメント部⾧は「あいまいさが生む心の余白、余裕を追求した」と話す。
これまでライブリーウッドを使用した建物は、個別に認定を取得していたが、今回は「ライブリーヴィラ」として国土交通大臣認定を取得。構造は耐震等級3、断熱性能も一定以上の水準を確保する。
販売開始は2025年1月を予定。まずはLib Workが、自社の商圏である九州および千葉・神奈川で販売していく。福岡県糸島、熊本県阿蘇にモデルハウスも開設する。同社社長の瀬口力さんは、ターゲットとして・・・・
この記事は新建ハウジング12月20日号2面(2024年12月20日発行)に掲載しています。
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