新建ハウジングでは今年も「工務店未来会議」を、11月20~22日の3日間にわたって、東京ビッグサイト東展示棟内特設会場にて開催した。計26人の“賢人”たちが交わした議論から、今回は議事9の内容を一部紹介する。厳しくなる一方の住宅市場だが、工務店だからこそできる家づくりと経営で荒波を乗り切るヒントをつかんでいただきたい。
議事9 “チーム友だち”ってなんだ?全国に広がるコミュニティーの輪
同じ方向を見ている実務者同士のつながりが
業界を変える一歩に
ファシリテーター ライター・編集者 大菅 力さん |
まごころ本舗 取締役・新潟支店長 平田 未来さん |
木村建造 代表取締役 木村 光行さん |
コムウト 代表取締役 舩橋 耕太郎さん |
藏家 代表取締役 居藏 宏幸さん |
新築注文住宅に取り組むだけでは従来の売上維持が難しい昨今の状況を打破すべく、全国各地で新たなかたちの実務者コミュニティーが続々と立ち上がっている。本議事ではそんなコミュニティーを「チーム友だち」と呼称し、同業種や周辺分野の人々とつながることが本業にどのような効果をもたらすのかを探るべく、ライター・編集者の大菅力さんによる進行で、コミュニティーに積極的に関わる登壇者らと議論を交わした。
建築士などのつくり手をはじめ、一般人や学生も参加して住まいに関する情報をシェアし合うコミュニティー「住学(すがく)」の4代目校長を務める平田未来さん(まごころ本舗取締役兼新潟支店長)は、知り合いがいない状態で同コミュニティーに参加した自身の経験も交えつつ、「住学は一方的な座学ではなく互いに話すスタイルで行うからこそ、新しい人でも分け隔てなく入っていくことができる」と場のつくり方を説明した。
全国各地の大工が集うコミュニティー「大工の会」を運営する木村光行さん(木村建造代表取締役)は、同会のあり方を・・・
この記事の続きは新建ハウジング12月10日号9面(2024年12月10日発行)に掲載しています。
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