新建ハウジングでは今年も「工務店未来会議」を、11月20~22日の3日間にわたって、東京ビッグサイト東展示棟内特設会場にて開催した。計26人の“賢人”たちが交わした議論から、今回は議事2の内容を一部紹介する。厳しくなる一方の住宅市場だが、工務店だからこそできる家づくりと経営で荒波を乗り切るヒントをつかんでいただきたい。
議事2 窓設計が「上手くいく人、いかない人」決定的な差! 最適な窓選び 最新版
松尾流の窓設計術を実例も交えて解説
美しい家をつくるには「ノイズを減らす」ことが重要
松尾設計室 代表 松尾 和也さん |
プロホーム・大台 代表取締役 神戸中 年則さん |
LIXIL HOUSING TECHNOLOGY サッシ・ドア事業部 サッシ・ドア商品戦略部 プロモーション企画G GL 柳通 一晴さん |
まずプロホーム・大台(三重県大紀町)社長の神戸中年則さんが、自社のモデルハウスを例に窓の選び方や設計のポイントを紹介した。同社が標準採用しているサッシはLIXILのTW(アルミ樹脂複合)・ペアガラス仕様。神戸中さんはTWの「高性能なのに枠が薄く、室内からほとんど見えない点にほれ込んでいる」という。モデルハウスでは、TWの枠の薄さを生かして抜け感を演出する、松尾さんの指導で帆立をずらして美しい眺望を確保する、といった工夫を凝らしている。商談の場となるダイニングでは「お客様がよく“奥の窓から見える景色がきれい”と言ってくれる」。
続いて、松尾設計室(兵庫県明石市)・松尾和也さんが、窓を中心に、自身の設計メソッドを披露。性能面では
この記事の続きは新建ハウジング12月10日号8面(2024年12月10日発行)に掲載しています。
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