ハウスジーメン(東京都港区)は、新築住宅かし保険において共同住宅向けの「タイル剥落」「塗膜」補償オプションサービスを、11月28日から提供開始した。国土交通大臣の認可を取得し、大規模修繕かし保険などでもニーズが高い外壁仕上げの施工リスクに対応する。
「タイル剥落補償」は、新築時に外壁等に施工したタイルが落下した場合、是正に必要な費用を補償。現在、タイルはRC造の共同住宅の外壁に乾式工法で施工されることが多く、湿式工法と比較して落下リスクは低下しているが、状況等によって発生する恐れがある落下に備えることができる。支払限度額と加算保険料は、500万円(20万円)、1000万円(35万円)、1500万円(50万円)、2000万円(66万円)の選択制。
「塗膜補償」は、塗装仕上げの外壁の塗膜面の膨れや剥がれが発生した場合に、是正に必要な費用を補償。バルコニーや屋上の防水層のトップコートも対象となる。共同住宅だけでなく、塗り壁やALCを使用した戸建て住宅も利用できる。基本支払限度額は2000万円。
いずれも追加検査・提出書類等は不要。
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