新建ハウジングでは今年も「工務店未来会議」を、11月20~22日の3日間にわたって、東京ビッグサイト東展示棟内特設会場にて開催した。計26人の“賢人”たちが交わした議論から、今回は議事7の内容を一部紹介する。厳しくなる一方の住宅市場だが、工務店だからこそできる家づくりと経営で荒波を乗り切るヒントをつかんでいただきたい。
議事7 定期点検で収益を生むアフターマーケティング戦略
新築へのフィードバックも
今すぐにでも取り組みを
阿部建設 代表取締役社長 阿部 一雄さん |
参創ハウテック 取締役営業開発部長 尾崎 誠一さん |
アイジーコンサルティング 専務取締役 井上 元太さん |
「定期点検で収益を生むアフターマーケティング戦略」をテーマとする議事7には、阿部建設(愛知県名古屋市)社長の阿部一雄さんと参創ハウテック(東京都文京区)営業開発部長の尾崎誠一さん、工務店のアフター業務をサポートするアイジーコンサルティング(静岡県浜松市)専務の井上元太さんの3人が登壇。阿部さんと尾崎さんは、それぞれ自社が独自に運用しているアフターの仕組みやその効果などについて解説し、井上さんは客観的な立場から、住宅市場が厳しい今だからこそ、地域工務店がマーケティングの視点を持って戦略的にアフターに取り組む必要性を説いた。
阿部さんは、専属スタッフ4人で回している有料(年会費制)のアフターサポートの仕組みや現況を紹介。オーナーの7割が入会し、2008年の設立当初から・・・
この記事の続きは新建ハウジング12月10日号9面(2024年12月10日発行)に掲載しています。
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