新建ハウジングでは今年も「工務店未来会議」を、11月20~22日の3日間にわたって、東京ビッグサイト東展示棟内特設会場にて開催した。計26人の“賢人”たちが交わした議論から、今回は議事1の内容を一部紹介する。厳しくなる一方の住宅市場だが、工務店だからこそできる家づくりと経営で荒波を乗り切るヒントをつかんでいただきたい。
議事1 住宅と工務店の[明るく面白い]未来
既成概念にとらわれない発想で
ビジネスチャンスをつかむ
建築家・起業家 谷尻 誠さん |
BETSUDAI Inc.TOKYO LIFE LABEL・Dolive・yado主宰 林 哲平さん |
ホリエ(シエルホームデザイン) 代表取締役 堀江 龍弘さん |
新築着工減や2025年の建築基準法改正など課題が多い住宅業界だが、視点や考え方を変えれば[明るく面白い]未来は実現できる―。そんな未来志向で既成概念にとらわれない家づくりを実現する、建築家の谷尻誠さん、BETSUDAI(ベツダイ)Inc.TOKYOのCEO・林哲平さん、ホリエ(山形県飯豊町)社長の堀江龍弘さんが集まり、住宅と工務店のビジネスチャンスを本音で議論した。
ホリエでは、不動産・設計・建築・経営・広報まで一体提案できる強みを持ち、公共事業に携わった事例や、経営まで行うホテル事業を紹介。堀江さんは「私たちがホテル事業を展開するのは、人口が少ない町。需要が大きいわけではないが、工務店というリソースを活用して地域に役立てる方法を模索することで、私たちも豊かになれる」と説明した。
林さんは・・・
この記事の続きは新建ハウジング12月10日号8面(2024年12月10日発行)に掲載しています。
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