エヌ・シー・エヌ(東京都千代田区)は11月18日、アキレス、YKK AP、日本住環境、パナソニック、リンナイと共同でオンラインセミナー「新基準徹底攻略セミナー~水準A・Bの基本解説と対策事例の紹介~」を開催した。今年10月の東京ゼロエミ住宅基準改正を受け、最高水準となる基準Aを中心に、新基準のポイントと具体的な仕様例を紹介。延べ250人が参加した。
講師は同社環境設計部次長の東憲一さんが務めた。9月30日までの基準ではUA値0.46W/㎡K・一次エネルギー消費量削減率40%の水準3が最高水準だったが、改正後は中間の水準Bに。UA値0.35W/㎡K ・一次エネ削減率45%の水準Aが新設された。また再生可能エネルギーも設置が原則化されている。
東さんは「削減率45%はかなり厳しい基準。再エネの必須化も東京都内では影響が大きい」との見解を示す。一方で水準Aの助成額は240万円と、最大額が従来から30万円引き上げ。不動産取得税の優遇措置も、水準Aのみが10割減免となるため「できれば水準Aを目指してほしい」とも話した。
※続きは、12月10日に発行する新建ハウジングタブロイド判(12月10日号)に掲載します。発行後は、定期購読者は紙面ビューアーでもお読みいただけます。ぜひご利用ください!
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