一般社団法人 住まい教育推進協会(東京都新宿区)は4月1日、古民家で使われている木材(古材)の価値を専門的な立場で評価する「古材鑑定士」の運用を開始する。建築関係者または解体業者向けの民間資格で、職業技能振興会が実施する「古民家鑑定士」の資格所有者であることが条件。所定の講習に参加し、登録を行うと資格を取得できる。第1回講習は4月11日に開催する。
古材鑑定士は、古材の買取・販売FCを展開するヴィンテージアイモク(愛媛県松山市、井上幸一代表)の社内資格制度としてスタート。「古材を活用したいけれど価値はあるのか?」「利用に耐えうる古材か?」といった疑問や、「解体を余儀なくされており産廃にするのは忍びないので、使える古材を買い取って活かしてほしい」といったニーズに応えて木材を調査・鑑定するもの。
古材の所有者から依頼を受けて調査した後、同協会が古材鑑定書を発行。独自基準に基づく評価金額が算出される。古材の所有者は、古材鑑定士に鑑定費用1万円(税別)を支払う。買取についてはFCへの加盟または、加盟店への依頼が必要となる。
■第1回 古材鑑定士講習
日時:4月11日 10:00〜16:30
会場:機械工具会館(東京都港区芝5−14−15)
講習料:5万2500円
申し込み:http://kozai.kominkapro.org/app
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