ハウスジーメン(東京都港区)は、住宅かし保険において耐力性能・省エネ性能の未達と結露の発生を補償するオプションサービスを、11月28日から開始した。2025年4月施行の「省エネ基準適合義務化」「4号特例縮小」等で高まる設計・施工リスクに対応するもので、新築住宅かし保険ではカバーできない責任リスクに備えることができる。国土交通大臣の認可を取得し、高性能化が進む高耐震・省エネ住宅を提供する住宅事業者に新たなオプションとして提供する。
「等級2以上の耐力性能補償」「省エネ性能補償」は、構造計算や省エネ計算の誤りなどで、事前に約束した性能の未達が引き渡し後に発覚した場合、是正に必要な費用を補償。「結露補償」は、断熱材や通気層などの施工不良で内部結露が発生した場合に、壁内・小屋裏の損害を補修するために必要な費用を補償する。
支払限度額は、耐力性能補償が新築住宅かし保険の基本保険金額と同額(戸建て2000~5000万円、共同住宅2000万円)、省エネ性能補償は2000万円、結露補償は500万円。対象建物は戸建て住宅と1000㎡未満の小規模共同住宅。追加検査・提出書類等は不要。
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