国土交通省が2024年度の補正予算案に盛り込んだ「子育てグリーン住宅支援事業」では、リフォームへの補助も子育てエコホーム支援事業から継続して実施する。補助対象工事はほぼ同一だが、必須工事の要件を見直す。
必須工事は開口部の断熱改修、躯体の断熱改修、エコ住宅設備の設置の3種で、子育てエコホーム支援事業から変更はない。しかし、設備の交換に合わせて内窓を設置するといった事例も多いことから、最低でも3種のうち2種以上を実施することを要件とした。3種中2種を実施するAタイプは最大40万円/戸、3種全てを実施するSタイプは最大60万円/戸を補助する。必須工事と同時に行う子育て対応改修、バリアフリー改修なども補助対象になる。
環境省、経済産業省も補正予算案に先進的窓リノベ2025事業、給湯省エネ2025事業・賃貸集合給湯省エネ2025事業を盛り込んでおり、3省連携による「住宅省エネキャンペーン」も継続。リフォームでは複数事業のワンストップ申請を可能とする。
新築・リフォームのいずれも、今年11月22日以降に着工・着手した住宅が対象。実際の公募開始は2025年度の年度明けとなる見通し。
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