大建工業(大阪市)は11月、MDFの優れた透湿性・撥水性を生かした屋根下地材「MDF野地板」を発売した。
同社は、高い耐水性・透湿性・寸法安定性を持つ高性能タイプのMDFを開発し、木質フローリングの基材として普及を進めてきた。
今回は約10年ぶりの新用途として「MDF野地板」を開発。
一般的な構造用合板の約10倍の透湿性、約9倍の撥水性に加え、速乾性をあわせ持つため、野地板合板の課題だった結露の発生を防ぎカビ・腐朽等を解決できるとする。
さらに、釘穴止水性、寸法安定性にも優れる。滑りにくい表面仕上げとし、施工時の安全性にも配慮した。
厚9.2×908×1818mm、12kg/枚。
野地板市場は従来のMDF販売とは商流が異なり、同社にとっては新市場への参入となるという。
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