ビズ・クリエイション(岡山県岡山市)はこのほど、同社が提供する住宅業界向け来場集客ツール「KengakuCloud(ケンガククラウド)」を利用する企業が、2020年~2024年に実施した集客イベントを調査・分析した結果を発表した。調査件数は16万668件。イベント種別ごとにみると、「相談会」の予約件数は4年間で23.8倍に増加しており、需要の高まりが明らかとなった。住宅購入時の個別相談ニーズに対応するため、相談会の定期開催は顧客接点を増やす有効な手段といえる。
見学系イベントのなかでは、「完成見学会」が一件あたりの予約数が最も多く、集客力が高かった。実際の物件を体感してもらうことで、購入意欲を喚起する効果が期待できるという。
また、完成見学会において複数棟を同時公開した場合、1イベントあたりの予約数が1棟公開時の1.79件から3.85件と倍以上に増加。複数物件を比較可能なため、顧客に多様な選択肢を提供でき、顧客満足度の向上にもつなげられるとしている。
同社はデータから、イベントを戦略的に組み合わせることが重要だと指摘。「完成見学会」を定期開催しながら、開催できないタイミングで個別の課題や疑問を解決する「相談会」を実施することで、安定した集客が実現でき、検討から購入までのスムーズな流れを構築できるとしている。
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