不動産適正取引推進機構(東京都港区)は11月26日、2024年度の「宅地建物取引士資格試験」の合格者を発表した。今年は24万1436人が受験し、4万4992人が合格。合格率は18.6%となった。昨年の合格率は17.2%、一昨年前は17.0%だった。
今年度の試験は10月20日に全国260会場で実施。30万1336人(男性19万4091人、女性10万7245人)の申し込みがあった。合格者のうち男性は2万7399人、女性は1万7593人。合格率は男性が17.8%、女性が20.1%。平均年齢は全体が35.9歳、男性が36.2歳、女性が35.4歳だった。
試験の一部が免除される登録講習修了者に限ると、申込者数は5万5343人、受検者は4万9337人、合格者は1万822人、合格率は21.9%。合格判定基準は、講習修了者が45問中32問以上の正解、修了者以外が50問中37問以上の正解となっている。
都道府県別で最も合格率が高かったのは「高知県」(20.4%)、次いで「東京都」(20.3%)、「山口県」(19.9%)の順だった。
職業別の構成比は、「不動産業」(30.6%)、「金融業」(9.0%)、「建設業」(8.9%)、「他業種」(28.6%)、「学生」(11.4%)。専業主婦を含む「その他」は11.5%となっている。
◆都道府県別の合格者受験番号(不動産適正取引推進機構ホームページ)
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