「リノベ不動産」を運営するWAKUWAKU(東京都目黒区)が全国の30~60代の既婚男女1000人を対象に実施した「家探し・住宅購入と夫婦関係に関する調査」によると、全体の約7割が、円満な夫婦関係には住まいの快適さが影響していると考えていることが分かった。調査は11月15日にインターネットで行った。
「円満な夫婦関係に住まいの快適さが影響していると思いますか?」と尋ねたところ、「思う」と回答した人が70.6%と全体の7割以上に及び、住宅の快適さが夫婦関係の良好さにかかわる要素であると考えている人が多いこと分かった。
また、円満な夫婦関係に住まいの快適さが影響していると思う人は、思わない人よりもリノベーションを検討した割合が高く、さらに家探し・住宅購入を通じて夫婦の絆が深まったと感じる割合が倍以上高かった。
家探し・住宅購入の際、夫婦間で意見が分かれたことが「よくあった(8.1%)」「時々あった(28.7%)」人はあわせて約4割、「あまりない(37.1%)」「ほとんどない(26.1%)」は約6割だった。
家探し・住宅購入の過程で夫婦間の意見が分かれた人の方が、分かれなかった人よりも「夫婦の絆が深まった」と回答する割合がやや高い傾向がみられた。同調査では、お互いの理想や価値観をすり合わせていく過程が、夫婦の関係性に良い影響を与えたと推測できるとしている。
意見が分かれた理由で最も多かったのは「間取り」(55.4%)で半数以上、次いで「立地条件」(39.1%)、「内装・デザイン」(38.9%)、「予算・住宅ローン」(36.1%)が続いた。
意見が分かれなかった夫婦に理由を聞いたところ、約4割が「互いの性格・考え方・好みを知っていたから」(42.7%)と回答。「お互いにそこまでこだわりが強くなかったから」(39.2%)も上位に並んだ。
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