積水ハウスと綜合警備保障(ALSOK)、博報堂の3社は11月22日、施錠時間の長さなどを計測して料金に反映させる住宅防犯サービスを始めると発表した。高評価なら割引を受けられるようにすることで、習慣の改善につなげてもらう。
ITや人工知能(AI)で生活利便性を高める積水ハウスのスマートホームサービスを導入している約4100の住宅が対象。異常検知時にはALSOKのガードマンが駆けつける。12月13日から受け付け、来年2月末をめどに提供を開始する。
スマートホームで収集した1日の解錠時間やドアの開放時間、夜間の窓開放時間といったデータを踏まえて3段階で評価し、定期的に料金を変化させる。「ノーマル」は月額6160円だが、「グッド」は5610円、最も評価が高いエクセレントは5060円で、AIで習慣の改善指導も行う。
積水ハウスなどは今後、生活データの解析を進め、防犯関連以外のサービス開発も進める。
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