リストホームズ(神奈川県横浜市)はこのほど、IoTを導入した「リストガーデン武蔵新城セキュリティ・タウン」(神奈川県川崎市)全10棟が、11月15日に神奈川県セキュリティ・ホーム認定を戸建てで初めて取得したと発表した。
神奈川県セキュリティ・ホーム認定制度は、住宅侵入を伴う窃盗などの犯罪防止に配慮した構造および設備を有する県内の住宅を、一定の基準で評価し、認定・登録するもの。購入者(入居者)へ情報を提供するとともに、防犯に優れた住宅の普及を目指す。神奈川県警公認。
同物件では、侵入を防ぐ防犯ガラスを採用したほか、外構部に3ルクスの明るさを確保。バルコニーの手すりは透明ガラスとし、侵入しづらい構造にした。また、アクセルラボが提供するスマートホームサービス「SpaceCore」により、鍵や家電の遠隔操作が可能。YKK AP社製の玄関ドア・電気錠、電動シャッターはIoTと連動しているため、外出先でもアプリを通じて施錠状況を確認できる。自宅前には24時間常時録画機能付きインターホンを設置し、スマートフォン等でリアルタイム映像や録画を確認できる。
また、分譲地への侵入を抑止するため、道路に面する5号棟・10号棟には屋外カメラ、分譲地の東西面には人感センサー式ライトを設置。夜間の外灯点灯や警察への録画データ提出など、防犯性を高めるためのセキュリティ・タウン協定を定めている。
同物件は、都心へのアクセスが良い武蔵小杉・溝の口エリアの中間に位置し、建物や人が密集するエリアとなっている。同社調査によると、物件の価格帯が高いほど防犯意識が高まる傾向にあるため、防犯に特化した物件を企画。戸建ては防犯面でマンションよりも劣ると思われがちだが、防犯部品やIoTで対策を行うことで、安心して過ごせる住宅を実現したという。
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