エヌ・シー・エヌ(東京都千代田区)は11月20日、高級住宅ブランド「重量木骨の家」のウェブサイト上に「重量木骨island デジタル建築ギャラリー」を公開した。
重量木骨の家は、全国のSE構法登録施工店のうち、デザイン力と施工技術、健全な経営状態が認められた「重量木骨の家プレミアムパートナー」66社が手がける「耐震構法 SE構法」の住宅。
「重量木骨island デジタル建築ギャラリー」では、海辺の街を想定した重量木骨islandにプレミアムパートナーが設計した7邸を配置。プレミアムパートナーは、アースティック、梅原建設、FDM、正栄産業、タイコーアーキテクト、星野建築事務所、宮部建設の7社。360パノラマVRで住宅内を公開するため、図面だけでは把握しにくい生活動線や空間全体のボリュームなどを、ウェブ上で視覚的・身体的に体験できる。各邸宅には設計情報や工務店のURLがリンクされており、詳細の確認や相談が可能。
SE構法の構造躯体イメージも360度VRで公開。完成後は見られない躯体部分を確認できるため、安心・安全への理解が深まるという。エリア外からでも、気に入った工務店に設計を依頼することができる。プレミアムパートナーが連携するネットワークを活用し、別会社による施工でも共通のしくみで性能と品質を確保する。
今後は山のエリアなどバリエーションを増やし、空間に合わせたさまざまな住宅をユーザーに提供するとしている。
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