森トラスト(東京都港区)は11月18日、同社などが東京都港区で進める大規模複合開発プロジェクト「東京ワールドゲート赤坂」に、米国企業が運営する高級ホテル「1 Hotels(ワンホテルズ)」を誘致すると発表した。同ホテルが日本に進出するのは初めて。「1 Hotel Tokyo」の名称で2025年秋の開業を目指す。
ワンホテルズは、米ホテル運営企業「SH Hotels&Resorts」が展開する高級ホテル。環境に配慮し、設備や料理などにその地域ならではの素材を使っているのが特長だ。森トラストは、サステナビリティー(持続可能性)を重視して宿泊先を決める旅行者が近年増えていることを受け、同ホテルの誘致を決めた。
新たなホテルは、東京ワールドゲート赤坂の中心となる赤坂トラストタワーの高層階38~43階に入り、客室数は211室。自然の木材をふんだんに使い、都会の中でもリラックスできる環境を整える。ワインボトルを再利用したグラスを取り入れるなど、環境にも配慮する。
記者会見した森トラストの伊達美和子社長は、「新たな理念を携えたラグジュアリーホテルを誘致することで、観光産業の発展に貢献したい」と強調した。
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