YKKグループ(東京都千代田区)が11月7日公表した2024年度(2025年3月期)第2四半期連結累計業績のうち、AP事業の売上高は前年同期比1.1%増の2708億円、営業利益は同62.6%減の58億円、経常利益は同55.7%減の74億円、中間純利益は同65%減の41億円となった。
国内では、樹脂窓の販売が伸長したことにより売上は伸びたが、資材価格の高騰や販管費の増加などの影響を製造コストダウンで吸収できず、大幅な減益となった。
海外では、北米で金利の高止まりにより不動産市況が低調だったが、ビル建材・住宅建材ともに売上が好調で、前年同期の水準を上回った。台湾は住宅着工が増加、インドネシアでは住宅購入税制優遇による景気刺激策が継続されていることから、引き続き販売が好調に推移した。中国は市場が縮小傾向にある中、中級市場での販売が好調だった。
AP事業の年間業績は、売上高5654億円(前年比5.1%増)、営業利益159億円(同37.9%減)、経常利益192億円(同32.2%減)、純利益131億円(同30.3%減)と、大幅な減益予想となっている。
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