アンドパッド(東京都千代田区)はこのほど、現地調査・施工記録を3Dで保存・共有できる「ANDPAD 3Dスキャン」が、日本ガス協会(東京都港区)主催の「2024年度 技術大賞・技術賞」にて「サービス技術部門 技術賞」を受賞したと発表した。
「技術大賞・技術賞」は、ガス事業およびガス事業者の健全な発展と都市ガスの普及に貢献する技術を表彰するもの。今回、ANDPAD 3Dスキャン(導管データの三次元化技術)を活用し、施工管理業務の効率化を実現したとして、プロジェクトパートナーの東邦ガスネットワーク(東邦ガスNW、名古屋市)と共同受賞した。
「ANDPAD 3Dスキャン」は、都市ガス導管事業における維持管理業務の効率化を目指し、2022年3月から開発。2024年夏に東邦ガスNWが供給管工事での全面活用を開始して以降、毎月約3000~4000の3Dデータが作成されているという。
ガス配管工事において埋設したガス管を3Dデータ化することで、クラウド上で、施工したガス管の延長や深さ計測、埋設箇所や周辺環境の確認、メモ登録などが可能。従来の竣工図作成作業より5割以上工数削減できるとともに、埋設情報を残すことで周辺工事からの損傷リスク低減等の効果も期待できる。
3Dデータを含む図面や書類などの物件情報はANDPAD内で保存、一元化され、リアルタイムで共有・確認が可能。関係者間のコミュニケーションの円滑化、資料作成業務の効率化につながり、供内管工事全体の効率化・生産性向上を実現するとして評価された。
「ANDPAD 3Dスキャン」は、現在複数の都市ガス事業者にて活用、導入が検討されている。
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