新日鐵住金(東京都千代田区)とタツミ(新潟県三条市)は、共同開発した木造軸組工法向け「スマートビーム工法」の販売を強化する。大空間戸建て住宅や、大空間が必要な老健施設などの大型木造建築物を対象に提案活動を積極的に行っていく。
同工法は、木造住宅の小梁に木材の代わりに溶接軽量H形鋼「スマートビーム」を用い、規格化された金物で木材と接合する工法。2012年7月に新たに日本建築センターの木質系住宅構造評定を取得し、3階建てまでの対応が可能となったほか、小屋梁への適用も可能になり、適用範囲が広まった。
木材に比べ断面積あたりの強度、剛性が高く、ロングスパン(最大8m)の大空間に対応できるのが大きな特徴。また、木材に比べ梁せいが小さく、天井を高くすることができる。金物工法の一部の木梁をそのまま「スマートビーム」に置き換えることもできる。
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