多数のパッシブハウス認定実績を持つタナカホーム(宮崎県都城市)は、北欧デザインを取り入れた住宅を展開するアイトフース(広島市)と業務提携し、新たなモデルハウス「小松原モデルハウス」を10月12日にオープンした。ハイレベルな温熱環境とアイトフースが得意とする北欧デザインを融合させた住宅を、まずは九州で提案していき、いずれは中国地方での展開も図っていく。
小松原モデルハウスは、アイトフースが設計、インテリアコーディネートを担当。蓄積してきた北欧デザインと自然素材に加え、掃除や洗濯、料理といった家事の時間が、日本は欧米の2~3倍であることに着目し、日常の家事負担を大幅に軽減する「家事1/2以下設計」を導入している。フィンランド式のロウリュサウナも併設する。躯体にはタナカホーム独自開発の工法・MeTAS(ミタス)を採用。市街地の狭小な、かつ準防火地域の敷地でもパッシブハウスレベルの性能を実現した。
タナカホーム社長の田中誉宗さんは「南九州ではこれまで見られなかったタイプの家。家事の時間を1/2にする、根拠ある提案も反応は大きい」と話す。既に、モデルハウス来場者から2社のコラボレーションで「平均単価の約1.5倍」の受注を獲得し、2組が検討中。また、モデルハウスは1日3組限定公開だが、かなり先まで予約が入っているそうだ。
※続きは、新建ハウジングタブロイド判11月10日号に掲載します
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