国土交通省が10月31日に公表した9月の新設住宅着工戸数は6万8548戸(前年同月比0.6%減)で、5カ月連続の減少となった。2023年度の下半期に比べて減少傾向には落ち着きが見られるものの、依然としてマイナスが続き、毎月の戸数も横ばいで推移している。季節調整済み年率換算値は80.0万戸(前月比3.0%増)で、3カ月連続で増加した。
利用関係別では、持家は1万9350戸(前年同月比0.9 %減)で34カ月連続の減少。減少トレンドは続いているものの、減少幅が縮小したためか投資予定額はプラスに転じた。
貸家は3万1033戸(同4.4%増)で、2カ月ぶりに増加した。分譲住宅は5カ月連続で減少し、1万7921戸(同7.0%減)となった。マンション(同6.1%減)は2カ月連続、一戸建て(同8.2%減)は23カ月連続と、いずれも減少が続いた。
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