国土交通省の「中古住宅の流通促進・活用に関する研究会」の初会合が3月6日開かれた。初回を含め3回の会合をもち、5~6月をめどに報告書をまとめる予定。事務局は住宅局住宅政策課、住宅生産課、土地・建設産業局不動産業課。
中古住宅流通の普及を進めるうえではいろいろな課題があるが、同研究会では中古住宅の品質・性能のわかりやすい評価のあり方を中心に検討していく。中古住宅の品質や性能が取引価格や金融機関の担保評価に適切に反映されるようにすることで、国民の資産の大半を占める住宅の価値が長期に維持される環境を整えていくのが狙い。金融との連携が不可欠であることから、オブザーバーとして金融庁も参加している。