不動産情報サービスのアットホーム(東京都大田区)は10月29日、同社の不動産情報ネットワークで消費者向けに登録・公開された9月の首都圏中古マンションの価格動向を発表した。
首都圏全体の1戸あたりの平均価格は、前月比2.0%増の3991万円で2カ月連続で上昇。千葉県他を除く7エリアで前月比プラスとなり、東京23区と横浜市・川崎市の2エリアは2017年1月以降最高額を更新した。前年同月比は3.1%増と2カ月連続で上昇。東京都・神奈川県が上昇した一方、埼玉県・千葉県は下落している。
エリア別では、東京23区の上昇が目立ち、前年同月比は全エリア最高の12.8%増、前年差額は635万円となった。一方、埼玉県他は13カ月連続、千葉県他は72カ月ぶりに前年同月を下回った。
7~9月期の首都圏外8エリア(札幌市、仙台市、名古屋市、京都市、大阪市、神戸市、広島市、福岡市)についても公表した。
平均価格は、札幌市が1943万円(前期比0.6%増)、京都市が3051万円(同1.1%増)、大阪市が3094万円(同2.5%増)、福岡市が2255万円(同1.5%増)となり、2017年Ⅰ期以降最高額を更新した。
一方、広島市は前期比3.2%減・前年同期比4.0%減といずれも下落している。
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。