BASF INOACポリウレタン(愛知県新城市)は10月、植物性由来原料を使用した木造住宅向け現場発泡ウレタンフォーム「FOAMLITE Bio Meguru@SL-50e」の販売を開始した。
植物由来の原料を10%使用することで、石油由来材料の使用量を削減。植物由来原料による木造住宅向けウレタン断熱材は業界初という。
価格は従来品のウレタンフォームと同等で、現行設備のまま寒冷地でも問題なく吹付け作業を行うことができる。
また、従来の100倍発泡に比べ発泡倍率を半分に抑え、断熱性能を35%向上。平滑に施工できないスプレー工法では、壁の下地となる柱間を断熱材で埋めるために余分に吹き付け、吹付け後のカットが必要だが、新製品は間柱内の吹付け量を減らして廃棄する端材の量を削減することができる。
さらに難燃性、接着性、圧着性を従来品より向上し、より変形しにくくなった。
熱伝導率0.021W/mk。バイオマスマークを取得。
■関連記事
高気密高断熱住宅に「フォームライトSL」―BASF INOAC
西日本イノアック、自社製造の災害備蓄マットレスを寄贈
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。