3カ月連続ですべての職種で「不足」　9月建設労働需給

国土交通省は10月25日、「建設労働需給調査結果」の9月分を発表した。全国の8職種の過不足率は1.6％の不足となり、8月と比べ0.4ポイント不足幅が拡大。前年同月（2.1％不足）比では0.5ポイント不足幅が縮小した。

職種別の状況では、3カ月連続で、すべての職種で「不足」となった。また、鉄筋工（土木）の過不足率について対前年の増加幅が大きくなっている（1.2％→2.8％）。一方、型わく工（建築）の過不足率は対前年の減少幅が大きくなっている（4.3％→1.1％）。

8職種の今後の労働者の確保に関する見通しについては、全国で「普通」となっている。

同調査は、2024年9月10～20日までの間の1日（日曜、休日を除く）を調査対象日として、1369店・社の手持現場5130カ所、一般工1万16人を対象に調べたもの。

■関連記事
2カ月連続ですべての職種で「不足」　8月建設労働需給
労働力、384万人不足　35年推計、働き方改革も影響―民間調査
建設業でいや増す人材不足感　景況感は改善―中小機構調査