トレンドの移り変わりが激しいインテリア。とりわけ壁紙は流行によって製品の入れ変わりも多い。住空間のトレンドや建て主のニーズに合わせ、どんな壁紙が多用されているのか。多数の壁紙ブランドを展開するメーカー・サンゲツ(愛知県名古屋市)のスペースデザインユニット担当者に、壁紙のトレンドや今後の展望を取材した。
写真提供:サンゲツ
戸建てのトレンドは塗り壁調の壁紙
◉戸建て住宅における壁紙のトレンドは塗り壁調。直近10年間ほど続く、息の長いトレンド
➡塗り壁(左官仕上げ)への憧れは強いが、経年によるひび割れが敬遠される。メンテナンス性を重視して壁紙を選ぶ建て主が多い
➡一次取得層(30代~40代前半)は塗り壁を好む人が多いと思われる。壁紙のトレンドにも一次取得層の趣向が現れている。年代が高く(60代以上)なると、和のテイストを求める層は織物調を選択したりもしたが、最近では織物調を選ぶ人は減っている
➡和室が減っている影響もある。リビングにつながる畳コーナーなどであれば、リビングと同じ塗り壁調の壁紙を貼っても違和感はない
◉塗り壁調の壁紙では・・・
この記事の続きは、『新建ハウジング別冊・月刊アーキテクトビルダー11月号(2024年10月30日発行)『フツーの壁紙[超]デザイン術』(P.8〜)でご覧ください。
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