積水化学、北海道のリフォーム事業強化　クレアストの全株式取得

積水化学工業（大阪市）住宅カンパニーは10月21日、北海道エリアにおける住宅ストック事業の強化を目的に、北海道でリフォーム事業を展開するクレアスト（札幌市）の全株式を取得する契約を10月18日に締結したと発表した。

クレアストは、札幌市を中心に戸建て住宅やマンション、オフィスビル、飲食店など多岐にわたるリフォーム事業を展開し、2023年10月期の売上高は約10億円。積水化学工業は、クレアストが持つ地域特有の技術や営業ネットワーク、施工能力を北海道のリフォーム市場での競争力を高める要素と位置づけ、これらの資源を活用して、北海道エリアにおけるストック事業の強化を目指し、特にRC造のマンションリフォームや買取再販の拡大を図る。

さらに、セキスイハイムオーナー向けのリフォーム施工体制の増強も見込み、将来的には、全国主要地域への展開も視野に入れ、一般建築物を対象とした新たなビジネスモデルの構築を加速する方針。

株式譲受は11月1日を予定している。