NOT A HOTEL(東京都渋谷区)は10月17日、「NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA MASU」(群馬県嬬恋村)全4棟の販売を開始した。2026年秋に開業予定。
デザインは、日本を代表するインテリアデザイナーの片山正通さんが率いるWonderwall®︎(ワンダーウォール)が担当。「数寄に住む – As you like it. -」をコンセプトにした、多様な趣味を楽しむ現代の数寄者のための建築となっている。インスピレーションの源は、建築家・丹下健三が設計した成城の自邸で、日本建築が与えた影響と西洋建築思想の共通点に着目し、現代にアップデートした住空間をつくりだした。
JR北陸新幹線「軽井沢駅」から車で約35分の立地に、「MASU-1」(敷地面積7337.10㎡)、「MASU-2」(同5154.21㎡)、「MASU-3」(同6070.77㎡)、「MASU-4」(同5894.73㎡)を建築。数寄屋造りとモダニズム建築にインスパイアされた建築デザインで、「現代の数寄者」のための空間を創出した。
鉄骨造2階建ての1階には、多様な利用が可能で、建築と森をシームレスにつなぐピロティ空間を設計。2階居住部分は、4×4mのマスを8つ組み合わせた自由度の高い空間構成とし、360°デッキと接続して森との一体感を得ることができる。1階と2階をつなぐ吹き抜けには、キャンティレバー構造の階段が採用され、光と空気が通る軽やかなデザインが空間にリズム感をもたらしている。
ミッドセンチュリー期に発表された国際的なマスターピースやオリジナルの造作家具、田島美加のコンセプチュアルアートなど、こだわりのインテリアデザインで「何気ないのに特別な空間」を演出する。
各棟には、リビング・ラウンジや吹き抜け、ダイニングルーム、バスルーム、サウナ、ベッドルーム、アウトドアリビングを設けたほか、用途を変えた特別な「マス」をそれぞれ一室用意。和室(MASU-1)、シアタールーム(MASU-2)、書斎(MASU-3)、寝室(MASU-4)と、目的に合わせてハウスを選ぶこともできる。敷地内には宿泊者やオーナーが利用できるレストランも用意されている。
■関連記事
瀬戸内の離島にビャルケ・インゲルスさんデザインのヴィラ
NOT A HOTEL、44億円の資金調達 累計調達額は105億円に
住宅ビジネスに関する情報は「新建ハウジング」で。試読・購読の申し込みはこちら。