JIBUN HAUS.(東京都港区)は10月10日、全国の加盟店やパートナー企業を集めた「第15回 ジブンハウスシンポジウム」を東京都内で開催した。ハイブリッドで開催し、162人が参加。2025年以降の商品開発方針やロードマップを共有した。
シンポジウムでは、25年以降、規格住宅の性能を段階的に引き上げていく方針を発表。断熱性能は、現在の断熱等級5から等級6~7相当の水準まで高め、構造についても耐震等級3を標準仕様とする。新たな水準の商品の第1弾は25年6月から提供を開始する予定。社長の内堀雄平さんは「既存の考えを疑って見直し、住んでから価値が高まる家づくりを提供していきたい」と話した。
また、耐震等級3を標準化するにあたり、M’s構造設計(神奈川県横浜市)社長の佐藤実さんが加盟店向けに講演した。佐藤さんは冒頭、耐震等級3の住宅をつくる意義について説明。「耐震等級3はゴールではない」と警鐘を鳴らし「構造計画ルールによる経済設計と、許容応力度計算における構造計算の内製化にもチャレンジすることで、コストメリットも享受してほしい」と、基準の先にある目標を伝えた。
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