ヤマダホールディングス傘下のヤマダホームズ(群馬県高崎市)とLIXIL(東京都品川区)は10月16日、住宅分野の二酸化炭素(CO2)排出量削減に向けた取り組みで協力すると発表した。建築資材の調達から廃棄までを視野に入れた環境負荷の低減を目指す。
ヤマダホームズが展開する環境配慮型住宅の販売時に、LIXILの環境への負荷が少ない省エネ性能の高い窓やドアを提案するほか、住宅の省エネ効果の可視化にLIXILのシミュレーションなどを活用する。
LIXILの試算によると、戸建て住宅のCO2排出は住宅使用時が5割で、残りは資材調達から建築までの段階、または改修や解体時の廃棄に伴って排出されるという。ヤマダホームズの清村浩一社長は記者会見で、「これからは(資材の)調達や廃棄でどのようにCO2削減を実現するかが課題だ」と指摘。協力関係を今後の商品開発などにも生かす方針だ。
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