綿半建材(長野県松本市、片桐教夫社長)は9月21日、塩尻市洗馬の約2400坪の山林でカラマツの苗木を植える植樹祭を開催。同社スタッフや長野県林務部、地元塩尻市の職員など約140人が参加し、循環型森林の実現のために汗を流した。
この取り組みは、同社が契約を結ぶ山林所有者(団体)の山地約5haについて、松枯れ被害に遭う前にアカマツを伐採し、松枯れ被害が少なく合板などで需要が高いカラマツを新たに植栽することで健全な森林資源の循環と維持を図ることが目的。昨年春と秋に伐採作業を行い、伐採したアカマツは製材用のほか、同社の木質バイオマス発電所での発電用として活用した。
当日は、親会社の綿半ホールディングスと、グループ傘下の須江林産(長野県佐久市)のスタッフも作業に加わり、2400本の苗木を植栽した。片桐社長は「伐採してばかりのサイクルではなく、今後の地球環境や将来の子どもたちのために循環型の森林を目指していく中での一つのきっかけとなればうれしい」と話した。今後、残る伐採地への植栽も進めていく考えだ。
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